衆議院と参議院で選挙の仕組みが違うので、衆議院と参議院で分けて、投票の仕方を説明します。
お住まいや地元の議員さんに、「○○に住んでいます」「○○出身です」と選挙区の中の地名を伝えて手紙を送るためにも、調べてみてください。
■衆議院議員の調べ方
衆議院の投票は２回
衆議院議員の選挙では、投票は、小選挙区と比例で２回します。
より地域密着の小選挙区
小選挙区は、候補者の中から１人を選んで投票します。小選挙区は、都道府県の中でさらに細かく分かれています。
マリフォー国会メーターで、衆議院議員の名前の下などに、「北海道１」などと都道府県名と数字が書かれていれば、その議員は小選挙区で選ばれた議員で、その小選挙区も分かります（例の場合は、「北海道１区」）。
お住まいの地域がどこの選挙区は、郵便番号や住所で選挙区検索マップで調べられます。検索した後マップをクリックすれば小選挙区とリンクが表示されます。リンクから、マリフォー国会メーターの当該都道府県のページに飛びますので、その中で該当する選挙区の議員をチェックしてください。
どこの小選挙区の議員かが分かる場合には、検索マップからではなく、直接、マリフォー国会メーターの都道府県別ページで議員を表示させた後、お住まいの小選挙区の議員を見てください。
全国１１ブロックの比例代表
もう１つは、全国を１１のブロックに分けて行われる比例代表選挙です。比例代表選挙では、個人名ではなく、政党名で投票します。
政党の得票数に応じて、政党ごとに当選人の数が割り当てられます。そして、比例代表の名簿上位の人から当選が決まっていきます。
政党ごとに提出される比例代表の名簿には、小選挙区には立候補しておらず比例代表にだけ立候補している人もいますが、小選挙区にも立候補している人も載っています。
名簿上同じ順位の重複候補者がいるときは、小選挙区での「惜敗率」、つまり、「小選挙区の最多得票者の得票数に対する割合」が高い人ほど優先され、当選することになります。
マリフォー国会メーターで、衆議院議員の名前の下などに、「（比）東北」などと「（比）」と地方名が書かれていれば、その議員が、比例代表で選ばれた議員で、どのブロックから選出されたかも分かります。
マリフォー国会メーターでは、衆院比例ブロック選出の議員は、その議員の地元事務所がある都道府県で分類しています。都道府県別で議員を表示させた後、「（比）」と記載のある議員がいれば、その議員の地元事務所はその都道府県にあります(その県に地元事務所がある議員がいないこともあります)。
なお、比例だけに立候補していたのか、小選挙区と比例に重複して立候補しており小選挙区では落選したが比例で復活したのかは、マリフォー国会メーターだけでは分かりません。報道機関の選挙の特集ページなどをチェックしてください。
■参議院議員の調べ方
参議院の投票も２回
参議院議員の選挙でも、投票は２回です。選挙区と比例で２回します。
選挙区は衆議院より大きめ。都道府県単位
参議院の選挙区は、基本的には都道府県ごとです（但し、鳥取と島根、徳島と高知は、２つの県で１つの選挙区です）。
選挙区ごとに１人を選んで投票します。
マリフォー国会メーターで、参議院議員の名前の下などに、「青森」などと都道府県名が書かれていれば、その議員が、選挙区選出の参議院議員で、どの選挙区から選ばれたかも分かります。
お住まいの選挙区の参議院議員を探すには、都道府県別で議員を表示させた後、画面を下へとスクロールさせていき、参議院議員が掲載されているところを見てください。
どこも、２人以上おり、任期が、２０２５年までの人と２０２８年までの人とがいます。参議院は３年ごとに選挙があり、半数が改選されます。
全国でまとめて１つの比例代表
もう１つは、比例代表選挙です。参議院は、衆議院と違って、ブロックには分けられておらず、全国が１つの選挙区です。
衆議院と違って、比例代表の名簿に掲載されている候補者個人名で投票することもできますし、政党名で投票することもできます（選挙区と比例の重複立候補はできません）。
政党名と個人名の投票の合計が政党の得票総数となり、その数に応じて、政党ごとに当選人の数が割り当てられます。
そして、特定枠という優先枠が設定されていればそこからまず当選人が決まります。
特定枠がなかったり、特定枠の人が当選した後は、個人名での投票が多かった人から当選が決まっていきます。
マリフォー国会メーターで、参議院議員の名前の下などに、「比例」と書かれている議員は、参議院の比例代表の議員です。
参議院の比例代表の議員は、都道府県別の参院比例区で一気に見ることができます。
